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手掌多汗症のETS手術とは?

手術室

手掌多汗症を手術で治すという選択もあります。

 

胸腔鏡下胸部交感神経遮断術といわれ、ETS手術(Endoscopic electrocautery of Thoracic Sympathetic ganglia) と呼ばれています。

 

1996年に保険適用となっています。

 

ETS手術の方法は、脇の下に小さく数oの切開をして、胸腔鏡という小型カメラを入れて、拡大画像を見ながら交感神経節を遮断します。

 

手術の流れもクリニックによって様々あるようで、大きく分けると、片手ずつ手術するか、両手同時に行ってしまうのか2つに分かれます。

 

【体験談】ETS手術の実際の流れと術後の生活とは?

 

神経を切断するということは、元には戻せない行為なので、片側ずつ、経過をみながら慎重に行う方が安心だと言われています。

 

多くは、日帰り手術が可能です。

 

発汗の神経を遮断するので、手掌の発汗量の減少は顕著です。顔面や頭部、脇の下の多汗症状も抑えられます。

 

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ETS手術の副作用とは?

ETS手術を受けることによる手掌多汗症の改善効果は高いですが、副作用として「代償性発汗」に悩まされる場合があります。

 

代償性発汗とは、ETS手術後に術前はあまり汗をかかなかった身体の部位(背中や太ももなど)で汗をかきやすくなる現象です。

 

程度には個人差がありますが、代償性発汗が重度の場合、夏場の暑い環境で腰や足からの汗が多量になり、生活に支障が出るケースもあります。

 

臀部に多量の汗をかき椅子が濡れたり、大腿からの汗が足をつたって垂れ、ズボンが濡れて恥ずかしいなど、代償性発汗による大量の汗が手術前の状況より耐えがたいと感じる場合もあります。

 

さらに、味覚性発汗が過剰になるケースもあります。

辛いものを食べたり見たりするだけで、額や鼻周囲からの発汗が多量になり、誰かと一緒に食事ができないなどの悩みも聞かれます。

 

多汗症に対するETS手術によって、代償性発汗が必ず起こるわけではありませんが、高い確率で合併するといわれます。

 

代償性発汗の程度によって、多汗症手術に対する満足度は大きく異なります。

 

手のひらの発汗は減少したのにも関わらず、代償性発汗によって悩まされて手術を後悔する人もいます。

 

そのため、多汗症のためのETS手術には慎重な検討が必要です。

 

病院やクリニックによって手術方法も異なるので、代償性発汗に対して詳しく、よく考慮された手術を行っているクリニックがオススメです。

 

代償性発汗のような心配な副作用なくして、多汗症を治す治療方法が理想ですよね。

 

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