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発汗に関わる神経機能

暑さで汗をかく少年

人間にとって発汗は体温調節という大切な役割がありますが、主に体温調節を担っているのは脳です。

 

特に、頭の中心部分にある間脳に位置する視床下部という部分が、体温調節の中枢の役割を果たします。

 

視床下部には、温度感受性ニューロンがあり、温度の変化を素早く感じ取って発汗を促すことにより体温を調節しようとします。

 

その後、発汗を促す指令は神経を介して末端の汗腺まで伝えられ、発汗量の調節が行われるのです。

 

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発汗を促す神経伝達

汗を出すように脳が指令を出すと、視床下部からあらゆる経路をたどって伝達されます。

 

実際には、「視床下部→延髄→脊髄→交感神経節→交感神経線維→汗腺」という流れです。

 

交感神経の末端から汗腺に対して、神経伝達物質であるアセチルコリンが分泌され、汗腺の受容体に結合することで汗が分泌されます。

 

多汗症の人の場合、汗腺が通常より大きいことや、神経伝達物質であるアセチルコリンに対する感受性が強い傾向があるそうです。

 

また、発汗を司る交感神経が過緊張状態であるともいわれていて、通常よりも何倍も汗をかきやすい状況であると言えます。

 

そのため、多汗症の改善を目指して行われるETS手術は、交感神経節を一部切除することで、発汗を促す指令を遮断して物理的に汗を出させなくするわけです。

 

自律神経の活動によって多汗症の発汗量が変わる

多汗症の発汗量には日内変動もあって、夜間より昼間(10時〜18時)の方が発汗量が多くなる傾向があります。

 

なぜかというと、発汗を支配する交感神経が昼間は活発に働きやすいため。

 

逆に、睡眠中は副交感神経支配となり大脳皮質の活動も低下するので、多汗症でも異常な汗はピタリと止まります。

 

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多汗症に関する情報集

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